眠れぬ夜を過ごし、朝、10時に目を覚ます。
本日は、病院に担当の医師の話を聞きにいく日であった。親戚の者と一緒に病院へ。とりあえず、母に会う前に先生と話をしようということになった。受付で担当医に連絡をとってもらうと、4階のナースステーションに居るので来てくれとのことだった。母の病室も4階だったので、親戚の者と、母に見られたらどないすんねんなどと話をしながらエレベーターで4階へ上がる。エレベーターのドアが開くと、そこには、母が立っていた……。
とっさに口をついて出たのが「いよぉ、久しぶりっ!」 母も「久しぶりっ!」と答える。48時間ぶりくらいのはずなんだが…。
昼から、神戸の方で仕事などと、誤魔化しつつ、母の病室へ。母は、売店へテレビガイドのようなテレビ番組表を買いに行こうとしていたとのことであった。
4階のナースステーションで話してたら、絶対に、見つかってたよ…ととりあえず胸を撫で下ろす。
しばらく、話をして、帰るふりをして、再び、受付で先生に連絡をとってもらい、X線科の奥の奥の得体の知れないスペースでようやく先生との話がスタート。
CTで判るくらいのおそらく卵大から握りこぶしくらいの大きさの巨大な異物。腸閉塞の恐れがあるため、早急な手術が必要とのこと。検査ができるのが来週24日か25日くらいとのこと。最速で27日に手術。
今のところ、CTやレントゲンでは、肝臓や肺には病変は認められないとのことであった。しかしながら、こちとら癌患者家族のプロです。そんな言葉に安心したりしませんよ。父のときも、そんなことを言われながら、手術してみたら、いろんなところにいっぱいあったという経験がありますもの。もちろん、他に転移していないことをひたすら祈ることしかできないわけなんですが。とにかく、開けて見てみないことには、何もわからない。そのためには検査結果が出て来ないと何も判らない。
ということで、25日夕刻に再び、結果を聞きに来ることを約束して取り合えず、話を終える。なんだか、ものすごく疲れたと思う。まだ、一日の半分も終わっていないのに。
で、昼から今後、頻繁に使用するであろう車を、バッテリー交換して、動くようにし、ガソリンを入れた。
夕方から、方々へいろんなところへ電話をいれていろんなことの調整を行う。義兄にだけは、全て、話をする。義兄も絶句。そりゃまぁ、そうだとは思う。私も、何と言えばいいのか、わからんもの。
とにかく、来週の予定が、一切、たたん……。困った。