なんと言うか、ほぼ、実験を中心に生活がまわっています。と言っても、若い頃とは違って、限界いっぱいまでやっているわけではありません。限界いっぱいの6割から7割くらいかな?まだまだ、余裕残し。と言っても、若い頃当時の夜から深夜の部が無いだけといった感じでしょうかね…。ここの更新頻度が反比例するかのように落ちていってる。
巨大プロジェクトが、いよいよ動きだしました。と言っても、私はまだ動いていないんですが。動いているのは、実験補助の女の子。一日に384種類のプラスミドを、毎日毎日…、とり続けている。私の方は、最終調整中。足りないものがないかどうか、手順はどうか、ここの器具はどうするか、データ整理はどうするか等の最終チェック中。同時に、私がいつ、志、半ばにして倒れても困らないように、また、データの質が保証できるように、学生を特訓中。私のごっどはんどの技術の全てを伝授中。
先日、書いた5万円の試薬44本は、結局、11本まで減らすことができた。結果、165万円浮いた(本当に、それは浮いたお金なのかというつっこみが研究室のあちこちから来ましたが…)。その浮いた(本当に浮いたのか…?)お金で、ロボットを買おうかという話になっている。ロボットと言っても、直立二足歩行はしません。私が泣きながらやる予定だった(激痛でリアルに泣くようになる可能性が本当にあった)希釈の操作を全自動で、うぃーーーーーんっとやってくれる食器乾燥機くらいのサイズの箱型の物体。これが導入されれば、私の右腕と引き換えにデータを出さなくて済むかと思うと、ちと、気が楽に…。冗談抜きで、腱鞘炎になる可能性が高かったという話がある…。ロボットが使えるとなると、また、実験系の細かな変更をしなければならなくなるが、それもまたよし。
手元がブレるのが嫌だから、鉄亜鈴、振り回すことも最近していない。
研究室の学生さんが「マラソンのスタート前みたいな心境」と言って下さいましたが(私のいる研究室には、クロスカントリーやマラソンに学生を参加させるという恐ろしい習慣があるらしい…。先日、あやうく、篠山マラソンにエントリーされそうになったが、有難く、辞退させていただきました。ほんまに、心臓、止まってしまうわい…)、まさしく、そんな感じかと。本当に、1月中旬くらいから、落ち着かない日々が続いています。でも、実際にスタートするときは、なんか知らないうちに始まってたという感じになりそうな予感。
4500個のデータを採り終えたとき、いったい、どんなことを感じるんだろうか?やった、っていう感じなのかな?やれやれという感じなのかな?
とりあえず、5年は困らんくらいのネタは出てくるはずであるが……果たして、Natureクラスのものが埋もれているのかどうかは、やってみにゃ、わからん。
てなことを、寝ている時以外の間、ずーーーーーーーっと、考え続けてしまってます。
これが実験中心の生活。