さて、先日、友人と話をしたとき、
子育ては、「リセットができないロールプレイングゲーム」と言っておりました。
文字通りとると、批判もでるとは思いますが、
ある意味、正しいなぁと感じています。
しかし、塾で小学2年生から子供を教えた経験で、ものを言いますが、
頭の良し悪しには、遺伝的な要素は、ほとんどない。
断言できます。
そりゃ、世界的な超天才の子供は、相当なものなのかもしれませんが、
あいにくと、某県の塾にはそんな親の子はいなかったから、知りません。
まず、小さい頃から、しっかり、コミュニケーションをとること。
特に、子供が「これ、なに?」とか、「なんで?」とか言い始めたときに。
子供は、深い気持ちで、そのことばを言っているわけじゃないはずですが、
いきなり、答えを与えるのではなく、いっしょに、考えてあげる。
これで、子供のコミュニケーション能力は、上がるし、
自分の頭で考えていくという方法を知るはずです。
おそらく、この時点で、その後がすべて決まる。
まぁ、百ます計算の蔭山法とかで、ある程度修正は、可能かもしれませんが、
おそらくは、このときが全てだと思います。
つまり、小学校に上がる前の環境がすべてなんではないかなぁと思います。
で、その次。
とにかく、本を読む習慣をつけさせる。
まずは、マンガでも何でもかまわんので、とにかく、週刊誌ではない、本を読ませる。
マンガでも、大量に読み続ければ、しっかり、本を読む習慣がつきます。
世間の親は、それを誤解している。
好んで読むマンガの数は、たかだか知れてます。
読みたいマンガを読み尽くすと、次は、今ならライトノベルに行くはずです。
マンガ感覚で読めるから。
で、ライトノベルでは、満足できなくなり、通常の小説にも手を出すはずです。
本を読む奴は、頭がきれます。
家が物理的に傾くほど、本を与えましょう。
で、その次。
とにかく、子供が小さいうちから、なんでも、暗唱させましょう。
内容はなんでもかまいません。親と一緒に暗唱大会。
百人一首でもかまわん、日本国憲法でもかまわん、
方丈記でもかまわん、円周率でもかまわん。
東海道本線の駅でもかまわん。
とにかく、積め込む。何でも、覚え込ませる。
これで、頭の中に覚え込むという操作を教える。
以上で、その子の将来は、約束されたようなもの。
と私は、思っているのだが。
誰か、試しませんか?
私?私は♀に逃げられた独身、子供無しなんで、無理無理。
あと、思うのは、インターネットは、どんなに早くても高校生になってから。
理想は、高校を卒業するまで、与えない方がいいと思う。
一般に言われるような、有害サイトがなどと私が言うはずはない。
早い時期に、ネットと接すると、考えなくなると思う。
その時点で不必要であると思ったら、戻るを押す、ウィンドウを閉じるという行為が
すぐできるのが、ネットなんです。
その時点で、興味のわくこと、面白いと思うことしか、見なくなる。
それが、子供のうちには、やばいと思う。
本は、読んでみなければ、面白いかどうかがわからない。
また、本は途中で読むのを投げ出したとしても、ずっと、本自体は残ったままになる。
だから、読んでいないという事実を、忘れることができない。
でも、ネットで、興味ないやとか、面白くないやで、戻るを押す、ウィンドウを閉じるを
やったときは、一切、思い出すことがない。
そこが、大きな違いになると思う。
パソコンを与えることは、良いことだとは、思うが、
ネット接続は、ある程度、成長してからの方が、いいと思う。
本当に「考える」「活字から情報を得る」「覚える」 この3つが普通にできるようになってさえいれば、
冗談抜きで、今の日本なら、常に、トップでいれるはずです。
今の日本なら…。
これらが、普通に、できない、子供、ばっかりなんです。恐ろしいことに。