丈・獅子丸の咆哮 (新館)

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CLANNAD -クラナド- 第12回 「かくされた世界」

CLANNAD -クラナド- 第12回 「かくされた世界」の感想です。

一応、16:9版も観てます。

さて、「風子マスター」になると何か特典があるのでしょうかという問いに対しての答えになるわけですが、困ったときに風子を召喚することができるようになります。これが原作で言うところの「風子参上」イベントと呼ばれるものです。ただし、原作、智代ルート限定です。

風子の特殊性をどのように処理してくるのかと正直、思っておりました。

本当は第9回の終了時点で書いておきたかったことなんですけど、CLANNADの世界の中で風子は特別な存在です。「黒服の男」「紳士」「わるもの」「ことみくんのご両親の知り合い」のカリーニン少佐の語るところによれば、「理」の面から、このCLANNADの世界の真実にもっとも近づいたのが、故一ノ瀬夫妻だったわけです。

一方、感覚面から、このCLANNADの世界の真実にもっとも近づくのが、風子になるわけです。
その断片は、OPに既に示されているわけですが……しかし、そこまで、どのようにして辿り着くのかについては、不明だったわけです。
とにかく、風子はCLANNADの世界では、最重要人物であることだけは間違いないんです。
ですから、第9回のラストで風子が風になったままだと、とても困るわけです。その始末をどうつけてくるのか……それが、結構、重要だと思っていました。


それが……よもや、「風子参上」イベントでつないでくるとは……想像だにしませんでしたよ。ええ。

TBS放送地域では、BSで第9回を放送した、その直後に、この第13回が放送されてましたから……「俺の涙を返せ〜」という叫びをよく見ました。
昨年末、出張中にこの回を見てから、年末年始に、あらためて、原作をざっとやってみました。風子マスターって、「純粋風子ルート」でしか、なれなかったんですね。「渚恋人風子ルート」だと風子のイベントが一回不足して、最高で「風子使い」にしかなれないということを初めて知りました。

それはさておき、
今回、渚の問い掛けに対して、「今は思い出せなくていいですっ。いつか自然に再会する日がくるはずですっ。」と風子に語らせてくるとは。。。。あれ?再会するんですかね?再会できるんですかね?(←原作終了者の方へ。とっても深い意味で書いてみてます。するんですよね、きっと。
原作では、    と「再会」は、してないと思うんですけど…。)
で、私は、多分、あの風子は、まだ、生霊のままだと思うのですが、いかがでしょうか。



さて、今回のサブタイトル「かくされた世界」につきましては、以前に書いたのと同じ考察のままです。

古典風にいえば、「かくされた」は「死んでしまった(殺された)」と同義だったので、「アマテラスが御隠れになった」は「アマテラスは死んでしまった」という意味にとるべきだった。すると「死んでしまった世界」「殺されてしまった世界」という意味にとるべきで、だから幻想世界の「終わってしまった世界」と同義語だと思われる。平和この上なかった、ことみ、朋也、渚、杏、椋の世界が、一気に壊れてしまう出来事が起きた。
もちろん、ことみの両親の発見であるところの「かくされた世界」というものが直接のサブタイトルなのは確かなことであるのですが。

具体的には、やはり、私は、この「かくされた世界」と言うものは、「幻想世界」であり、そして、アニメ版ではあるのか、ないのかわかりませんが、並行世界として存在している他のヒロインとのエンディングを迎えた世界のことだと思うのです。




今回、蝶に誘われるようにして、ことみの家の庭に入り込んだ朋也でしたが、なんだか、ことみ編になってから、やたらと蝶が出てきているように思います。前回、図書室で朋也がエロい考えに囚われていたときに、モンシロチョウが2匹、タンポポにとまって、その後2匹、からみながら飛んでいきました。そして、今回は、真っ黒なカラスアゲハ。初見のときもこの蝶は何の象徴なんだろうと思ったんですけど…子供の頃に出会ったことみの姿の象徴なのかなと思ったりもします。朋也に思い出して欲しいということみの気持ちが、あの黒い蝶の姿となって朋也を導いたのかな…と思ってみたりして…。



普段通りの平和な日常を表すAパートが、いきなり豹変するのが、朋也が夢を見たところからでした。
あの夢がまた、秀逸。

ウサギ、たんぽぽ、鹿、燃え盛る炎の中で泣きじゃくる少女、そして、炎を消そうとする「悪者」。
アニメオリジナルです。あのことみの台詞をぎりぎりまで遅らせたからこそ、できることです。多少、普通の人間とはちょっと違った言動はあるものの、ことみをごく普通の少女として描写してきたからこそ、前回、ことみが「おとといは…」を聞いた、そして、その前日、「悪者」と再び遭遇した朋也だからこそ見た夢と言っていいと思います。
原作であったことみの前半の伏線を、ぶった切ったからこそ、できるわざです。
あまりに早い時期に「おとといは…」の台詞を聞いてしまった原作の朋也は、芝居かなんかの台詞だろうと思い、それで、演劇部に勧誘したりしてしまってます。


そして、蝶に誘われるかのように、ことみの家の中に入ってからの描写が、これまた、秀逸。
夕陽で真っ赤に染まった階段を上がって、部屋の扉を開けると、かつて見た真っ赤な炎の燃え盛る部屋ならぬ、夕陽に真っ赤に染まった室内。そして、壁一面に貼られた禍々しいまでの無数の切り抜き。
……なんで、一瞬、鹿の影がうつったんだろう?それは、わかりませんが…。

その真っ赤に染まった室内を見て、朋也は、思い出しました。自分とことみは、昔に出会っていたことを。


すごいっす。あそこは、鳥肌もんでした。
切り抜きの詳細に関しては、次回に語られることと思いますが、あの切り抜きを「禍々しい」ものと映るように描写する……あれは、すごかったっす。
一歩間違えると、「Kanon」そのものと思われても仕方がないような展開です。そう思われないように、ことみの前半部分の伏線をばっさりと削ってきました。

朋也が思い出した記憶の断片中、ことみの母親が持っていたのが、多分、アップルパイ…。

いいですねぇ〜。


そして、もうひとつの鳥肌もん。
ことみ編になってから、やたら繰り返されてきた、椋の通学風景。椋がバスに乗り込むところです。これまで、平和な朝の始まりを表すかのように、繰り返されてきてました。
それが、その日常が、一気に壊れてしまう瞬間。




何度、観ても泣きそうになります。




というか、泣いてるし…。




能登さん、上手いです。本当に、そう思います。





その他

ちなみに、ムネガさんは原作でもあったネタでした。
あと、集団デート時のテンポの良さは、大好きです。一個一個を普通の会話で流していくと、とても間延びした感じになると思うのですが、画面とは、まったく違った、本当の意味で重要な会話だけを流し、画面では、朋也→ことみ→杏が、「ぴきゅーん」ってな感じで、次に自分が行きたいところに気が付き、シーンがぽんぽん変っていくところはわたし的には、非常に好きです。
あと、昨年観たときには、実況に夢中になってて気が付かなかったのが、アバンで、自分が涙を流していることに気が付き、「あれ?」と言ったことみでした。いやあ、なんだかんだと打ち込んでいたので、まったく、気がつきませんでした。。。うーん…難しい。多分、これじゃないのかなぁ…と思うところはあるのですが…次回を観てからにしたいと思います。ここの箇所は、アニメオリジナルですので…解釈が難しいですねぇ。


以下、昨年、出張中に、この第12回を観た際に書いたものですが、是非、併せて読んでいただければと思います。
第10回、第11回も放送されていない地域の者がいきなり、CLANNAD -クラナド- 第12回 「かくされた世界」を観てみた(放送前)
第10回、第11回も放送されていない地域の者がいきなり、CLANNAD -クラナド- 第12回 「かくされた世界」を観てみた(実況風)

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