昨年の積み残し、CLANNAD -クラナド- 第10回 「天才少女の挑戦」の感想です。基本的には16:9版を見ての感想となっております。
久しぶりの幻想世界からのスタート。
「僕」は、光の玉が影であると気が付きました。そして、「僕」は、遠い昔、あるいはずっと未来に別の世界にいたことに気が付きました。
「僕」は、もう誰なのかわかりますよね。「僕」が春原だったら、びっくりですよね。だから、彼しかいませんよね。………じゃぁ、少女は、誰なのでしょうかねぇ?
風子のこと、引っぱってます。良いですねぇ。。。。
うーん、書きづらい。。。。いろんな意味で風子については書きづらい。
第9回の感想あたりで、そのうち、風子の特殊性について書きたいと思いますので…。
さて、風子編が終わり、ことみ編の開始となりました。
風子もそうだったんですが、ことみも風子と同じ状況。
「Kanonっぽい雰囲気」を払拭する
ということに、かなり力を注いでいるように思いました。というか、ずっと、思っています。風子にしても、そしてことみにしても、実は、「Kanon」とは、まったく違う種類の話なんですけど、一歩間違うと「Kanonじゃねーか、これ」と視聴者に思われてしまう危険性を孕んだ話であるため、それをさっさと片付けてしまおうという魂胆なのでしょうか。もちろん、完全に恋愛抜きでできるからという理由もあるのではと思いますが。
まぁ、あゆは正体が判ったときが終わりであったのに対して、風子は正体が判ったときが本当の意味でのスタートでしたから。ことみもそれぐらい違うと思っています。
ことみの話は、かなりの割合で、これまで、伏線を削ってきてました。
それが、ようやく、この第10回にきて、原作にある伏線だけでなく、アニメオリジナルの伏線までが大爆裂です。いちいち挙げていくと、伏線になりゃしませんので割愛しますが…いくつか、唸ったものだけを挙げておきますと……
智代熊とことみの遭遇。
いやぁ、こいつはすげぇ。原作では、智代とことみは会ってませんから、こんなもの、ありゃしません。そして、智代熊が自己紹介を受けて、朋也を見るところの間合いがすげぇ。「岡崎。この女子は、お前の何なんだ?」あるいは、「お前に、こんなひとがいたとは意外だ…」との智代のこころの声が聞こえてきそうな、あの間合いがめちゃめちゃ良い。
こころの声という意味では、Aパートの春原と朋也の会話もすごかった。
「こんなに真剣に誰かを愛したのは初めてだ…」と渚のことについて言う春原に対して、ことみを紹介する朋也。すげぇ……。春原が「渚ちゃん」「渚ちゃん」言うのが、いたく気に入らなかったようす。。。。ことみなら、春原に渡してもいいのか?
あと、Aパート、サブタイトル前の杏。朋也が「渚」と名前で呼ぶのを聞いたときの、あの憎まれ口。なにか、気に障ったのですねぇ。。。。。。。。
椋の方も、Bパート。ことみに自己紹介された後の、椋の表情。。。。いいですねぇ〜。まぁ、頻繁に今回、出てきてましたけど……もう、「私は、岡崎さんのことが好きです」というこころの声が聞こえてきそうなぐらい……。
こころの声というくくりで書いちゃった。
ことみの伏線の話に戻りますが…
だんご大家族について、ことみは原作でも知っていたようすですが、はっきりと「好き」とは言っていなかったですね。ここも良し。幼いことみが、「だんご大家族」をどのような気持ちで見ていたのか…と考えるだけで……………。うぐぅ。
「私、泣きたくないの…」ということみの台詞。いいですねぇ…。ことみは、泣いていない女の子なんです…………あれ?………思いっきり、今回だけでも、何度も何度も、涙ぐんでるがな…。。。。。。。。。。。。。。。。。。。ええ、それでも、泣いてないんですよ、彼女は(と、言い張る)。
さて、バイオリンを弾くところまでいっちゃいましたか、今回。
破壊力は、なかなか笑わせてもらったと思います。
うん。やはり仁科さんは、かわいい。ぜひ、ウェイトレス姿も見たいものだと…。
すると、きっと、右側の赤髪赤眼の気の強そうな子が、杉坂さんだな。
というか、仁科さん、杉坂さんとあと一人をここで投入してきて、あとで、困らないんだろうかと…私は思うわけなんですが…。
で、ラストは、カリーニン少佐登場で終わりと。
Kanonなどとは、まったく違った「奇跡」を見せてくれる、このことみの話。私は、ことみの話の最後だけを、全く内容を知らないひとに見せても、八割がた、泣かせることができると信じておるのですが……。
私自身の虎馬化している事柄とともに語らせるぐらいの凄まじい出来になるのでしょうか。今から、楽しみで仕方がありません。
さて……ひとつだけ、とても、残念に思えたのが……
期待していたことが、まったく、再現されていなかったのが……
杏が、自分からことみを訪ねてきたところです………
原作では、それはもう、ハルヒが朝比奈さんにおこなったくらいの…
揉みしだくだの…
捲り上げるだの…
まさぐるだの…
という行為をことみに行っていたのですが…………
いや、今回の、あれはあれで非常に良かったとは思うのですが……
原作通りに再現されなかったことが残念で仕方がありません。
あと、声優さんの技を感じたところとして、
「A組」「B組です」「A型」「私もA型です」「カツサンド」「あんぱんです」「アフリカ象」「ねこさんです」のところ。だんだんと二人とも、ノリノリになってくるという演技が。。。。能登さんって、棒っぽい印象なんでしたけど、上手かったんですねぇ……いや、本当に。。。。。
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