中二病でも恋がしたい!Episode VII「追憶の・・・ 楽園喪失 (パラダイス・ロスト) 」を観ましたので感想などを。
ある意味予想された通りの展開でしたが……でも予想外でしたな。
ここまでの展開にしてくるとは。
号泣するわけではないのですが、昨日からじわじわと泣き続けております。
「爆ぜろ現実(リアル) 弾けろシナプス パニッシュメント ディス ワールド (this world? dysworld?)(こんな世界なんて消えてしまえ)」という六花のいつもの言葉が、本当の意味での現実の否定であり心からの叫びだったことに。
AIRの佳乃やリトバスの小毬シナリオを思い出しましたが、ここはやっぱり佳乃の方がよりダブるものが多い感じでしょうか。
六花も佳乃も姉がおり、親の不幸を引きずっている。
しかし、佳乃の姉、聖は佳乃のために「大人になるまでずっとつけてなさい。それまでずっと外しちゃいけないよ。そうすれば魔法が使えるようになる」そう言ってバンダナを佳乃の手首に巻きました。
一方、六花の姉の十花は、あくまで現実を突き付け認めさせようとします。
一概に比較してどちらがどうというものではありませんし、聖の対応は、羽根の呪い?もあり、佳乃が自傷行為をするための用心であったこともあり、そのように対応するしかなかったわけで、十花の対応が悪いというわけではないと思うのです。
十花は、中二病を卒業した勇太が、なんとか六花の中二病を卒業させ現実世界を認識させることに期待していた風ではありました。
しかし現時点では、勇太は六花に何の影響も与えることはできていません。
これからがダークフレイムマスターの真の力を見せる時だと思われますが、果たして六花は逃げるため、否定するために唱え続けてきた「爆ぜろ現実 弾けろシナプス パニッシュメント ディス ワールド」を、新たな気持ちで唱えることができるようになるのでありましょうか。。。。
どんな展開にしてくるんだろう。。。。
着地地点は見えているのですが、それまで至る過程を、じっくりと観てみたいと思いました。
……と、こんな感想を書くことになろうとは第一話あたりでは本当に思ってもみませんでした。
AIR、Kanon、CLANNADなどのアニメの製作を通じて、Key・VisualArtsのスタッフの方々がアニメーションの作り方を勉強していったように、京アニもシナリオの作り方の勉強をしていったみたいだなぁ……と思いました。
映像だけで季節が伝わってくるのが、やはりすごいところ。この季節感の描写ってのが、京アニの真骨頂でしたな。
あと凸の日焼けの痛さが伝わってくるような見事な色彩設計でした。
ちょっとマニアックなところで、
「あれっ?屋根にルーフタワーが立ってる?アマチュア無線でもやってんの?」と思ったら、後に、無線機が出てきたところは流石と思いました。六花がいじくっているところをよく見ますと、マイクジャックがありますので、あれは受信機ではなくて無線機。おそらくは父親の無線機だったのでしょう。。。
それにしてもモリサマ……ホントに生き生きしてましたね。
抑圧されることなく本当の自分を出せるようになってきていて。本当に良い感じです。
あと思ったのが…
声優さんの演技を120%引き出せているのは、仕上げまで終わった映像に対して声優さんが演技する京アニの生産体制が本当に大きいのでしょうかねぇ、やっぱり。
ということで、今現在OPを聞いただけでじわじわと泣けてくるという状況になっております、私です。次回が待ち遠しいとしか言えませんな、ほんと。
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