丈・獅子丸の咆哮 (新館)

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氷菓 第1話 「伝統ある古典部の再生」

最近になって、氷菓って作品が私の中の京アニNo.1の作品になりつつあるようなので、今更感有り有りなのですが書くものを書いていこうかと。途中で挫折しなければ良いのですが。

突然ですが、京アニが秋シーズンにアニメをやらなくなって久しいですね。
基本的に春は、試験やら試験やら試験やらがあって忙しく、感想を書き始めても途中挫折することが多かった次第。
秋シーズンならば、書けるのに……などと言ってしまうと、じゃあ、こんどの「中二病」は書くんだな…とか言われてしまいそうですが。さてさて、どうなりますことやら。

これまでの私の中での京アニの作品のNo.1は、「Kanon」でした。
現在、氷菓は、そのKanonを越えたように私は感じております。


さて、Kanonのことを振り返ることから初めてみましょう。。。。


さて、京アニ版のKanon。
2006年10月から2007年3月までBSでのみ放送された作品。
監督は石原さん。
さて、この当時の京アニ。大量の退職者の発生する以前で人的資源としてはかなり充実していた体制でした。山本寛さんも在籍され、バリバリと演出をされておりました。また、絵の方も丁度、堀口さんがメキメキと頭角を現し始めたころであり、また乱れるということが一切なかったです。
また、他の作品の監督を務めた武本さんも演出で参加されているという贅沢なことになっておりました。
こんな贅沢なことができたのも、現在と当時のスケジューリングの違いなんでしょうね。この当時の京アニ、次の作品までの間、確実に間をあけてました。Kanonの前の作品、ハルヒが終わったのが7月。そして10月のKanonの放送まで1クール弱の間があけてありました。
そんな風に贅沢に時間を使用することにより、演出よし、作画よし、そして脚本もよしという一切の妥協のない素晴しいもの、「Kanon」という作品を見せていただいたと思っております。

初めて、光の中に浮かぶ埃の描写を見たのもKanonでした。最近になってようやく、他社さんも埃の描写をするようになってきたことを思うに、京アニってのは他社さんの4〜5年先を行ってるんでは?とか思ってしまいます。ですからヴィジュアルアーツの馬場社長のお言葉なんですが、「京アニさん以外でも十分にアニメは作れる」という意味の言葉は、やっぱり違うんじゃないかと。他社さんは4〜5年前の京アニと同じことしかできないんじゃないのか……と。あ、これはこれ以上言及いたしません。。。。

………このままKanonを褒め称え続けても『氷菓』の感想になんないので、次に行きたいと思います。
Kanonをどんな具合に越えたと思うのかは、これから回を重ねていくにしたがって、おいおい述べていきましょう。


しかし、まぁ、この当時のTBSは、まったくわけのわかんないことをしてました。
わざわざ画質を劣化させて放送してました。
この流れはこの後も続きます。
CLANNAD、CLANNAD AFTER STORY、けいおん!と。
けいおん!当りになりますと、もう無茶苦茶。地上波はサイドカットの4:3。BSは画質を落とした16:9と散々。大方の読みとしては、DVDなどの円盤を買わせるためということでしょうか。
しかし、実際のところは、京アニが制作した本来の作品を見れる機会がまったくないという具合でございました。
この当時のことは、今でも恨みに思えます。

さて
こんな状況で、BD-BOXが発売されたら、めちゃくちゃ嬉しかったわけなんですね。
「京アニ本来の意図した発色が見れる」と。

で、大好きなKanonのBD-BOXが出たときに喜んで購入して、見たわけなんですが。。。。
私の期待した程ではなかったわけで。
いえ、正確ではありません。
BDで見る映像は、確かに線自体は非常にシャープになっているんですが、私が気に入らなかった画面全体にかけられたフィルター処理は、そのまんまでした。
私が不満に思えていた画面全体がぼやっとしたフィルター処理というのは、実は京アニの意図としたものだったんです。

そりゃ、驚きましたさ。

私、どちらかと言えば、『ぺったり』とした塗りが好きです。京アニの作品で言えばAIRとか。他社であれば、PA-WORKSの作品なんてほぼ、私好みの塗りになってます。
「どや、色彩豊かやろ」的な塗りが好みなんですね。

でも京アニのリアル系背景のKanon、CLANNAD、CLANNAD AFTER STORYの流れは、全て、フィルターがかけられています。これは監督の石原さんの好みなのかもしれませんし、何か技術的な問題のようなものがあったのかもしれません。


さて氷菓。
アバンを見たとき、ああ、いつも通りのフィルターがかかった画面か……と見ておりますと、靴箱のところでいきなりふっとフィルターがとれ、奉太郎のアップもフィルターなし!!!
いや、もちろん、フィルターはかかっているのでしょうが、明らかにKanon、CLANNAD、CLANNAD AFTER STORYのそれと比べても薄くなっている。


さて、フィルターをほとんどかけなくなると演出の幅が広がるんですね。フィルターをかけるという選択肢ができあがるので。
例えばAパートの「私、気になります」のところとか。
あれは、もう、髪の毛の演出と相まって、『奉太郎にとってえるとの出会いは、化物に魅入られたとしか映っていない』と思えるようになっているとか。
あるいは、Bパートの掲示板を見に行ったところの薔薇がバラバラと落ちてくるところとか。
さて、以前のフィルターがかかっていた作品では、こんなところはどのような演出をされていたのかと言いますと……ハルヒの第1話のアバン冒頭とか、CLANNADの第1話のアバン冒頭とかのように、「色を抜く」という演出手法しかなかったわけで。「色を抜く」という演出手法はそんな多用できる演出ではないわけで。。。
いやぁ、演出の幅が広がったなぁと。。。。
もちろん、石原さんと武本さんの演出手法の違いだけなのかもしれませんが。。。。
あ、色を抜くという手法は、第1話では音楽室関係で使ってましたんで、奉太郎主観の箇所にのみフィルターをかけているという演出なのは間違いないようですね。
さて。このフィルターの魔術が本当の意味で炸裂したのが、第3話のアバンですが…それはまたその時に。


さて
私、原作は既読なんですが……この第1話を見た時点では、中途半端にしか読んでおりませんでした。
「氷菓」「愚者のエンドロール」の二冊を読んだだけでした。
ですから、上記、太字のような感想になるのは当然のことかと思っていただいていいかと。
なにせ、長編には奉太郎、えるの気持ちの積み重ねは一切描写されておりませんから。

ですから、第一話のBパート、なにこれ?状態でした。

第一話のBパートは、短篇集「遠回りする雛」の「やるべきことなら手短に」を時系列通りに入れてきたものということを知ったのは、かなり後になって、「クドリャフカの順番」「遠回りする雛」を読んでからでした。
「クドリャフカの順番」「遠回りする雛」は、ホントに面白かったですね。
というか、短篇集最高ですわ。。。。。そんなことになっていくとは予想だにしませんでしたわ。

私がどんな話を最高と言い出すのかご存知の方にはネタばれかもしれませんが。。。。また、最終回近くで、のたうちまわりながら、感想を書きたいと思います。

で、なんと言いますか、京アニの作品って、原作を読みたくなるように作ってますよね。ホント。
原作をたてると申しますか、原作に対してのレスペクトを忘れないと申しますか。
これが凄いと思うところで。
実際、私も京アニの氷菓を見て、原作の続きを読もうという気になったわけですから。


アニメと原作……この関係で言えば、アニメ会社がよく頑張っているなというケースはいくつかあります。
例えば「インフィニット・ストラトス(IS)」。あの何が書いてあるかまったくわからない原作、そして、何の絵かさっぱりわかんないイラストをよくぞ、あそこまで立派に見れるアニメに仕上げたものだと。本当に不思議なくらい、しっかりとアニメになっていました。

また別の意味で頑張っていたのが「Another」。アニメを見て思ったのが、「ああ、この原作面白いんだろうなぁ」。決してアニメが面白くなかったわけじゃありません。十分、面白かったんです。でもそれはアニメの面白さじゃなくって、原作の面白さなのがアニメを見ただけで伝わってくる。

一方、京アニの氷菓。
原作の面白いところを十二分に引き出してます。地味なのは「氷菓」「愚者のエンドロール」あたりがやはり地味だからで、仕方がないところ。それ以上に、続きを読みたくなるような作りになっていると思うのは私が信者だからでしょうか。
全巻読んだ上で……短篇集を時系列順にきちんと長編の間に挟み込んで、長編ではオミットされている気持ちの積み重ねを描写し、きっと、ラストの「遠回りする雛」につなげる魂胆なんだろう……と、原作を読んだ時点でわかりました。もうその最終回近辺を想像しただけで、わたしゃ、のたうちまわります。。。。


ということで、第1話についてはこれくらいで。


ええっと………このペースで書いていくんですかねぇ????
がんばります。。。。。とりあえずお盆休みは。。。。
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氷菓 第一話「伝統ある古典部の再生」 | Old Dancer's BLOG | 2012/08/13 7:27 AM