丈・獅子丸の咆哮 (新館)

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「猫物語(黒)」を読んで

猫物語(黒)を読みましたので、感想などを。




面白かったっすねぇ!



私ゃ、あまりの面白さに、朝の通勤電車を降り損ねるところでしたよ。朝、本を読んでて降り損ねそうになった経験っていままでないですよ。ちょうど「死んじゃえ」x564の直後ぐらいのところで、あやうく乗り換え駅で乗り越してしまいそうになりましたよ。あまりに引き込まれてしまいまして。


ということで、以下、どこをどう面白く感じたのかを。。。あらすじは、なし、ネタバレは少なめ……のつもり。

あとがきで「致命的な矛盾を孕みかねませんが、皆様の読書愛で乗り切っていただければ」的なことが書いてありましたが……作者がこんなことを書くってのは、もう、「致命的な矛盾を孕んでいる」ということに、作者は気が付いているということですよね。
私が、ひとつひとつ検証していくまでもなく、矛盾、ありまくりでしたよね。

本来、私、こんな設定の矛盾とか、大嫌いなんですけどね………なんだろう……ここまでやられてしまいますと………と言いますか、明らかに面白くするために、これまでの設定を無視して話を広げたという感じでしょうか………


これが、本当に面白くなっとるんですわ。



羽川のGWの話……細かいところまでは明らかにはされてませんでしたけれど、ほぼ全体像…そして、何が起こり、誰が何をやって、どう決着をつけたのかということは、これまでの化物語中で明らかにされてましたけれど、これを、どう広げて1本の作品に仕上げるのかと思っておりました。はっきり言って、これ以上、展開を広げるのは無理と思っておりましたら……いやぁ、意外な方法で、めちゃめちゃ面白くしてきましたなぁ。


偽物語のように、暦と妹たちとの会話がかなりの比率を占めておりました。
あれはあれで、私は好きなんですが……あれだけで、羽川のGWの話がこれまで語られていることだけだったら、怒るよね……と思って読み進めましたら………


すごいです。


特に、暦が羽川の家に侵入したところ。あそこは、暦が何に恐怖しているのかが、最初、まったくわからなかったのですが、じわじわと、その本当の恐ろしさがわかっていくところが、読んでて、怖かったですね。
そして、父親に殴られた直後の、羽川の言葉が、また、恐ろしい。
そして「触り猫」を埋めてあげるところの羽川の心情が語られるところが、また、恐ろしい。

いや、本当に……冗談抜きで……参りました。





「言葉遣いが乱れているぜ――羽川」

あそこ以降の展開は………これまで語られていることを全てひっくり返す、シリーズ全編を読んでいる読者を裏切る展開なんですよね。
本来は、邪道。やっちゃいけないことのような気もします。
これまでの化物語、偽物語、傷物語の羽川の話の部分を、すべて、ひっくり返すようなことなんですよね。

本来なら、私、怒ってしかるべきなんだろうと思うんです。

でも、面白いから許す……そう言ってしまう自分がいます。



この展開を許してしまうと、破綻をきたすところというのは、ちょっと思いついただけで

・化物語 つばさキャットの「ご主人さまは、お前のことが好きなんだにゃ」以降の暦が猫から羽川の気持ちを聞かせられるところが意味がなくなる。
・八九寺に、普通なら羽川を選ぶと言われたとき、実は、明確に反論できた。
・『心渡』が、そんな刀なんだったら、神原駿河のレイニーデビルだけ、切り落とせたんじゃねーの?

とかがでてきます。



ですから、なんと言いますか、続編というよりは「リメイク」作品の第一弾みたいな印象を持ったんですよね。。。




面白ければ、それで良い。まさしく、そんな力技を感じさせられた本作でした。




| 丈・獅子丸 | 本と雑誌 | permalink | comments(1) | trackbacks(2)

この記事に対するコメント

初めまして、naturalといいます。

『猫物語 黒』本当に面白かったですね。

次巻『猫物語 白』(つばさタイガー)早く読みたいものです。
natural | 2010/08/14 9:59 PM
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