丈・獅子丸の咆哮 (新館)

日常について、ゆるゆると語る。
アイカツについても、ゆるゆると語る。
そんなブログ。
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>
PROFILE
 
 
CLANNAD関連記事一覧
ARCHIVES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK
STARLIGHT mini
MOBILE
qrcode
OTHERS
web拍手
<< 10年 週刊少年マガジン15号「君のいる町」を読もうとしたら休載だった… | main | うーん >>

「涼宮ハルヒの消失」を観た その4

さて、その0は、こちら
さて、その1は、こちら
さて、その2は、こちら
さて、その2の追加は、こちら
さて、その3は、こちら



時系列で、項目を落とすことなく、感想をきちんと書いていきたいと思いまして、サウンドトラックの曲のタイトルを項目名として使用していきます。本当にその箇所でその曲が使われていたというわけではありません。だいたい、その曲が流れていたと思われる辺りのことを書いていくつもりです。


絶対に、映画を未見の方は、以下を読むことはおすすめいたしません。。。。
と言うか、読んじゃだめ。早く観ようよ!


では。


12月19日、改変世界2日目の話になります。


この日の朝、キョンが教室に入るところって、ぼーっと観てると別に凄いとは思わないんですよね。
凄さを全く感じさせない。
ところがどっこい、よくよく観てみると、なんと手間暇をかけていることか!!!
確かに、角度がみんな変わっていってるわ……。公式ガイドブックに言わせるところによる『段ボール作画』の箇所。作画が段ボール箱一杯の量になったという箇所であるため『段ボール作画』だそうで。
確かに、「なぜ、こんなところにそこまでのリソースを投入してくる???」という感じですな。



孤独世界の広がり

ミノムシと球根のところの話になります。
ミノムシと球根。もちろん、キョンの語る不幸な人の話の暗喩であることは間違いないわけです。まぁ、原作を読んだときに、ここ、どう表現するんだろう…と思ったものでした。


1.ミノムシの話

ミノムシの環境を、キョン自身の手で変化させてやったわけですな。

キョン自身は、良かれと思ってミノムシをゴミ置き場から、樹木の下に持って行ったわけです。
果たして、それが良かったのか。それは、誰にもわからないことなんですね。

そもそも、あれは、本当にミノムシであったのかという話もあるわけです。

現在、ミノムシは絶滅の危機に瀕している生物。「ヤドリバエ」というハエに寄生されミノの中にはハエばかり…などという状況も有り得るわけでして。

そうすると、キョン自身はミノムシを助けたつもりであっても、それはミノムシではなく、ヤドリバエの幼虫であったわけで……さらにヤドリバエに寄生するハチがいるとかいないとか……。ここまでくるとよくわからん。。。。


……といろいろ書いてみましたけれど、キョン自身がミノムシにとっての環境改変者となってみて、あらためて、環境改変者の手掛かりでもつかもうという気持ちであったのでしょうか?

といいますか、本当に、ミノムシって見なくなりましたねぇ。。。。




2.園芸部部員の手による球根の植え付け

球根ってのも、環境改変の暗喩でしょうなぁ。適切な環境へ環境改変者の手で置いてやることにより、芽が出て、そして、花が咲くということになるわけで。


私が思うに……球根っていうのは、時間跳躍の手段の一つのように思うんですけどね。
いや、本当に。
ちょうど、3年前の七夕、朝比奈さん(小)がTPDDを失くしてしまったことにより、キョンと二人で長門のマンションの客間で時間凍結させられていたのと同じなんじゃないのかと思うんですね。球根って。

適切な環境になるまで、生命自体が凍結されているように感じますし、誰かの手によって凍結を解除してもらわないとどうにもならないあたりも似ているように思えます。


…………などと、ミノムシと球根のことをいろいろと書いてみましたが、何か関係があるのかといいますと……本編には、まぁ、関係ないわなぁ・・・・・。失礼。




環境変化の是非未使用曲

長門の部屋に行くまでの話。最早、小ネタ集みたいな感じになってますが……。


1.くまーーーー

お恥ずかしながら、私、廊下の窓ガラスのくもりに描かれた「くま」に気が付いたのは、鑑賞10回目くらいでした。いや、本当に全然、気が付きませんでしたわ。
不思議でしょ?
いや、私も、今更ながら不思議です。なぜなんでしょ???あんなに、でかでかと描かれているものを見落としていたんですよ。10回も。私の視線が右に寄ってたんでしょうかねぇ。。。ホント不思議だ。。。


2.教室でのお弁当

教室で国木田と弁当を食べるのは、劇場版のオリジナル展開。まぁ、さほど重要なポイントではありませんし…時間経過を考慮にいれると原作のように文芸部室で食べるよりは、あらかじめ、食事を済ませてから文芸部室に行った方がよろしいですわなぁ。


3.文芸部室のドアのノック

このノック。無駄に凝ってましたねぇ。
一撃目が中指で、二撃目が人差し指。


4.部室での長門のようす

「これは借りたもの。市立図書館から。」とキョンに本を見せる長門。
……ああ、ここはやはりキョンとの思い出を共有したかったのでしょう。キョンに市立図書館のことを言い出してもらいたかったのでしょう。
これは原作にもあった描写。

マウスのクリック音に反応する長門。
一方、こちらのキョンがマウスをクリックする音に、一瞬、驚いたように反応する長門。あたかもパソコンに入れた自分が書いた小説のファイルを開かれたかのように思ったのでしょうなぁ。
それに気が付いたキョンは、すぐさま、手を挙げて何もしていないことをアピール。
小説を書いたりしないのか?という会話自体はあるのですけれど、このマウスに関しての描写は劇場版オリジナルですな。


5.キョンが栞を見つける前のこと

「ハイペリオン」の単行本を見つけたときのこと。
一瞬、以前の回想が挟まります。
「午後7時。光陽園駅前公園にて待つ。」と書かれた栞が映るわけで。



この「涼宮ハルヒの消失」という作品におきまして、回想って、すごく少ないように思うんですね。

回想と言えるものってのを挙げていきますと……
 。隠卸遑隠尭、部室に向かう間に朝の通学時の会話の回想
◆,海痢屮魯ぅ撻螢ン」単行本を見たときの回想
 図書館の話を聞いたときのキョンの記憶にある事実の回想
ぁー問自答の時の「うんざりだ。 いい加減にしろ。 アホか。 そろそろ付き合い切れねえぞ。」のところのハルヒの姿。

これぐらいしかないと思うんですね。

朝倉の話とかで、もっともっと回想をばんばん入れてもいいと思ったんですけど……原作中でも朝倉さんに襲われたときのことは作中で語っているにもかかわらず、京アニは入れてこなかったところを見ますと………やっぱり、あえて回想の数を絞ってきたのかなぁと思うわけです。

,蓮単にキョンが思い出しただけ。△鉢は長門がらみの回想。い魯魯襯劼里海箸鮖廚そ个靴討い襪鵑任垢……ハルヒの目が描かれてない。

長門がらみのだけをきちんと描写するような感じにしたのでしょうかね???



6.キョンが栞を見つけた後

いやぁ、よろしいですなぁ。
あれってキョン、絶対、泣いてましたよねぇ。原作では、それはそれは、あっさりしたもので。
それが、観てて、泣くポイントのひとつになるなんて。


7.「来る?」

原作で「来る?」「どこに?」「わたしの家」という会話がなされたのは、部室でした。
一方、劇場版で「来る?」「どこに?」「わたしの部屋」という会話がなされたのは、帰り道のファミマ前でした。


8.長門の部屋

原作では長門の部屋は、以前訪ねたときのままで、「部屋のレイアウトは記憶のまま変化していない。殺風景な部屋である」との描写がありましたが、劇場版では「以前とは変わっている」との言葉がありましたな。

こたつがあり、カーテンがあり、テレビがあり、DVDプレイヤーでしょうかもあり……かなり人間らしい暮らしぶりになってますね。




ジムノペディ第1番

長門が偽りのキョンとの思い出を語るところ。

ここはすごかったですね。いやほんと。長門が語る映像ではなく真実のキョンの知る過去の映像で描かれたわけで。最初、どちらの映像なのかわかんなかったんですが…気が付けば当たり前ですよね。当然、キョンの思い描く映像が描写されるわけで。確かにキョンの想いを追体験できるわけですよね。




それにも増して、もっと凄いのが

「お礼を言っていなかったことが


ずっと気になっていた…。


ありがとう。」




この長門の台詞。



何を入れてくるんでしょう。京アニ。

すごいですよねぇ。。。。。
劇場版オリジナルの台詞です。。。。。血ィ、吐きますよねぇ。。。。。
この台詞の導入によりもたらされる効果は、すさまじいものがありますよ。

まず、その1。キョンを自分の部屋に誘った明確な理由ができた。
部室で何度も言おう言おうとしたが言えなかった。このまま別れてしまっては、お礼を言う機会が二度とないかもしれない。それで本当に勇気を振り絞って、ファミマの前でお礼を言うために自分の部屋へ来て、と長門が言った。。。。というようなことが容易に考えられるわけです。

その2。長門が言う「ありがとう」。もう一度ありますよね。それとやはり対になると思うんです。
改変世界の長門が口にした「ありがとう」。元の世界の長門が口にした「ありがとう」。この対比ですよ、この対比。そして、また、あの元の世界の長門の口にした「ありがとう」あれには、壮絶な意味があるわけですが……それはまた、ラスト付近で語ることにします。



そうそう。あと、長門がありがとうと言った後、急須をくねくねといじり倒すところ。「がんばって言えた…」というノリですごくよかったですね。
原作とは真逆ですけれど。
原作では、図書館の思い出を長門に語られたキョンが齟齬を感じ、無言でいるとそれが長門にも伝わり、お互いの無言の中、緊張感を持ったまま長門が湯呑のふちを指でなぞる。その指が震えていた。という展開でした。




グノシエンヌ第2番


おでん朝倉あたりです。


1.反射

改変世界って、反射しまくりなんですよね。書く機会を失ってしまってましたが。長門のこの部屋では床に映る映る。絶対、スカートの中も映るだろ、これは。。。。と思うぐらい、床に映りまくりですよね。


2.朝倉さんはどうやってインターホンのスイッチを押したのだろうか???

土鍋を直接、床に置くのをはばかって、インターホンのスイッチを肘で押そうとしたり、肩で押そうとしたり、じたばたしながらも押すことができず、あげく、ためらいながらも頭突きをかましてスイッチを押す朝倉さん……てのは、あちゃくらさんっぽいような気もしますが………実際、どうやって押したんでしょうね???
それはさておき、インターホン越しの長門との会話があっさりでしたね。
原作の、長門がなんとか誤魔化そうとして、それでもなお、朝倉に押し切られる感じがあった方が、私は好きでしたね。


3.原作にない言葉

「残念。自信作だったのにな。」
……これは、原作にはなかったところですね。


「マフラーの話」「お風呂場のいすの話」どちらも原作にはなかったですね。

マフラーは、手芸部三人娘の西嶋、剣持、瀬能あたりとウィンドウショッピングをしたという感じなのでしょうか。

お風呂場の椅子にひびが入っているってのは、どうすれば気が付くのでしょうか?
普通の友人であるならば、お風呂場の椅子にひびが入っているなんて気が付きません、絶対にです。
これに気が付くという状況を想像してみるに……

 …倉が長門の家で風呂に入ったときに気が付いた。
◆…倉が長門の家の風呂を掃除しているときに気が付いた。

どちらでしょうか。。。。


4.「目眩(めまい)がした」

この付近で、原作にあった台詞で削除されたもので最も大きいものがこれだと思います。


原作から引用
俺は戸口の長門に囁いた。
「明日も部室に行っていいか?放課後さ、ここんとこ他に行くところがないんだよ」
長門は俺をじっと見つめ、それから……。
薄く、だが、はっきりと微笑んだ。

目眩がした。


引用終わり。



ここ、私はあんまり好きじゃなかったので、削除してくれてよかったと思いました。



この「目眩がした」という表現が、なんだか、キョンの使う言葉としては直截的過ぎるように思えたので、嫌いなんですよ。
もしかしたら、「うおおお、その笑顔、くらくらするぜっ!」的な意味を少しでも含むつもりで「目眩がした」と表現しているならば、それは余計に違うんじゃないのと思ってしまいます。

今回の劇場版では、あっさりとカットしてきました。


そして、代わりにエレベーターの中で朝倉とキョンの会話に
「どうしたの。宇宙人にでも会ったみたい」
「そんなもん珍しくもなんともねぇ(もっと珍しいものを見ちまった…)」
というものが、挿入されているわけです。
これは、劇場版オリジナルです。

要するに、長門の微笑みというのは、キョンを不機嫌にさせるぐらい珍しいものだったという感じなのでしょうか。
つまり、劇場版のここの解釈は、「うおおお、その笑顔、くらくらするぜっ!」的な意味は、全く含まないということになりそうです。


5.長い7階から5階までのエレベーター

原作読んだときから、長いなと思ってました。このエレベーター。
きっと、なんとかしてくれる…と思っていたら………あらら、どうにもなってませんでした。

キョンの精神的な時間長を表しているという話もありますが………。


長門の部屋からエレベーターまで歩くときから会話を始めたりしたら、なんとかならなかったのかなぁと思わないでもないのですが……でもあの長門のことだから、エレベーターの前まで見送りに来そうと思っているのは私だけですか?








俺はハルヒに会いたかった。

自転車が最高ですよね。
原作では夜空に向けて語りかけているんですけれど、やはり、この言葉は顔を伏せながら言わせたいですよね。自転車を押しながら歩かせていたことで、この言葉を顔を伏せながらキョンに言わせるところが。。。
ああ、素晴しい。











ああ……やっと、19日まで終わった。。。。次回は20日!20日!! 「涼宮ハルヒの手がかり」の20日!


では、また〜〜〜

| 丈・獅子丸 | 涼宮ハルヒ | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

コメントする









この記事のトラックバックURL
http://joeshishimaru.jugem.jp/trackback/1921
この記事に対するトラックバック