CLANNAD 〜AFTER STORY〜 第4回 「あの日と同じ笑顔で」を観ましたので感想などを。
4:3版を観たあと、16:9版を観て、書いております。
光の玉、8個目
なんとなく増えていく光の玉。少々、困っております。
これまでの私の説をとりますと、「朋也の芽衣の願いを叶えてあげたいという気持ち」でしょうか。あれ?同一人物が、光の玉って何個も出せるんだろうか?
「光の玉は、他人の願いを叶えてあげたいという純粋な善意の象徴」という「しばり」をつけますと、今回の光の玉は芽衣ではあり得ないと思うんです。芽衣は、もちろん、春原のことを思っているんですけど、「願い」とすると、どうでしょうか?本当に、春原はサッカー部に戻りたいと思っているのでしょうか?あのサッカー部に。
「あの頃のお兄ちゃんに戻ってもらいたい」という自分の気持ちが、今回の行為の大元になっていると思われるため、「純粋な」という部分でもひっかかりを覚えます。
そいういう意味で、光の玉の候補からはずしますと……朋也しか残っていなかったんですね、消去法で。
無印の頃のラストの方の感想書きを、私、結構、サボリまくったので、最後の方の光の玉の考察を発表しておりませんでしたので…今後、ちょっと、まとめてみますね。
雰囲気がやはり異なっていましたか…
原作とやはり雰囲気が異なっていました。
変えざるを得ないというか、絶対に変わってしまうはずなんですね。
何故か。
原作の春原兄妹ルートは、登場人物は朋也、芽衣、春原だけです。
しかし、一方、京アニ版では、フルメンバー登場です。
原作では、朋也と春原が友情を確認し、そのまま卒業していくことになるわけです。
はみ出し者
二人が、良い思い出などまったくなかった高校生活の中で、京アニ版でも語られていたように「学生時代、一緒に馬鹿やった奴らは、一生縁が切れねぇから」と、他に何も良い思い出はなくとも、自分たちは、最高の友人を得ることができたと思い、卒業していくわけです。
一方の京アニ版。
芽衣と朋也と共に渚もサッカー部の嫌がらせを一緒に受けるわけです。また、春原と朋也が教室でケンカになろうとしたときに、止めてくれる椋、杏、ことみがいるわけです。彼女たちは、朋也と春原が殴りあった翌日に、顔のあざを見て、心配して駆けつけてきてもくれるわけです。そんな仲間たちが、京アニ版には、いるわけです。
そう考えますと、原作を知る身ですと、今回のこの京アニ版を観ますと、朋也そして春原が、本当に原作のどのルート以上に、幸せな高校時代を過ごしているんだなぁ…と思うわけでして。
私なんかは、純粋に「春原、朋也、よかったなぁ…」と、ちょっと、目頭を熱くしてしまう単純さです。
だからこそ、原作にあった幸村先生へのフラグ立てもカットされたのかなと思いました。
果たして幸村先生の話はあるんだろうか?
原作で、この春原兄妹ルートと非常に親和性が高かったのが、幸村先生のお話でした。ほぼ直結していると言っても良いくらいの、親和性があり、フラグ立ててくるのかなと思っていましたけれど、今回、一切、幸村先生についての話は出てこなかったです。
で、ふと、京アニ版では、幸村先生の話ってやるのかなぁ…と思ってしまいまして。
それは、なぜか。
上で書いたのと、同じ理由だと思うんですね。今の京アニ版には、朋也、そして春原にはかけがえのない仲間がいるわけなんです。ですから、あえて出さずとも良いのかなとも思ったりするわけです。
無くても、この京アニ版ではOK…というか、あった場合、逆に変かもしれません。
まぁ、幸村先生の話の残滓ぐらいは、卒業式のときにあるかもしれませんが。。。
「渚ちゃん、なんでここにいるの?」
無理矢理、春原兄妹ルートに入った代償……なのかなぁ?これって。
どちらかと言いますと、私は、この言葉、結構、好きです。
気が付かないはずはないのに、それだけ、春原が芽衣のことしか見えていなかったという具合に感じたんですけど。結構、ここで吹いたという感想を見たりもしたんで。
あと、サッカー部が渚のダブリにまで触れてくるところとかも、話の構成としては、当然かと思いますので、よかったと思います。
渚と別れて、芽衣と付き合うと言った朋也を春原は、なぜそこまで信じることができたのか
……原作の話ばっかりだ。。。いいのかなぁ。。。。
原作、杏の話で、原作をご存知でない方も想像ができるかと思いますが、朋也は椋と杏の二股状態に堕ちます。そのとき、神・春原が降臨するわけです。悩む朋也を責めるでもなく、進むべき道を示します。
……何かの間違いで杏の話がアニメで描かれる可能性もなくはないので、これくらいにしておきますが。。。。
………嘲笑っていいですよ。。。。ふん、ああ、どうせどうせ私は杏信者ですよ。。。
そんな前提で考えますと、信じているというよりは、「朋也が悩まないはずがない。朋也が悩んで悩みぬいた結果、出した結論が渚と別れるという結論なんだ」と思っているんじゃないかと思うんですね。信頼しているというよりは、朋也の考えを尊重しているという感じ。その感じも、なかなか、好きですね。本当に。
………と、言いましても、やはり、無理矢理、春原兄妹ルートに入ったな感は、やはり、ちょっとあります。
有紀寧の絡め方が、上手いこと上手いこと
有紀寧の汎用性の高さは異常ですね。まったく。
そして、これが上手く、ぴったりと嵌ってるんですよね。
有紀寧の話…間違いなくあるんでしょうけど…今回の有紀寧の言葉をもう一度、思い出してやってください。私は、今回、撃沈しそうになりました。
その他
・朋也が変わったというのが、サッカー部も知るほど有名な話になっているところなんて、いいなと思いました。で、素直に頭を下げられる朋也であるところも、良いと思ってます。
次回、美佐枝さんの話に突入。。。。。私、既に、第一印象記事を書いておりますが、大変です。。。。
この記事に対するコメント
>……原作の話ばっかりだ。。。いいのかなぁ。。。。
アフターが、どういうペースで進んでいくのかわからないので、不安になるのかもしれませんが・・・
「渚」が普通に「卒業」していまいそうなのが、気がかりだったりします。
次は、個人的に好きだった美佐江さんルート!楽しみです。
一年ほど前に、こっちでもコメ頂いてましたよ〜。
私も、その可能性は十分にあると思ってます。上で書いたのと同じく、「かけがえのない仲間がいるから」です。あんまり、あそこは引っ張っても、今の「渚」ですと、普通に、過ごしていきそうに思えますから。
では、また〜。