とある魔術の禁書目録 #04 「完全記憶能力」を見ましたので感想を。
今回、原作216ページまで進みましたが。。。
地の文がないと、こんなことになるのか…という実例を見た思いの今回。
J.C.STAFFさ〜ん。。。。ってな感じ。
神裂火織と当麻のやりとりを聞いていて、なんと言いますか、耐えられませんでした。
「当麻って、こんなにバカだったっけ?」と正直思いました。
いや、バカなんですけどね……ただ、今回、アニメで見た印象は、さらにその上を行ってたんで。
………なんでだろうと、疑問に思いました。
地の文が削られているからなんですね。。。。
そして、アニメの表情だけで、その地の文で語られている思考、感情が語られていないからなんですね。。。。。
例えば、右手を差し出して、ワイヤーの存在に気がついた当麻のところ。
原作では、そこで自分が手加減されていることを悟ります。自分の手がバラバラにされる直前に神裂が緩めたことを悟ります。
アニメでは、そんな描写が不可能でした。。。。
そして、その後、神裂と当麻が言葉を重ねていくにつれ、当麻の心は、どんどん折れていきます。
質問を発するということは、相手の言っていることを認めたことになる…と言いながらも質問をせざるを得ないという状況におちていることを当麻自身、認めながらも会話を進めていきます。
そして、神裂、ステイルの苦悩を完全に理解した上で、なお、「テメェは何のために力をつけた」と言葉を発したわけです。
それが…一切、伝わってこない、視ている者に。
そーなると、ただのバカなんですよね、当麻って。
いわゆる「厨二」と呼ばれるようなものになり下がっていると。
なんにもわかっていない者が、青臭い理想ばかりを語っている……そんな風に見えてしまうわけです。
いや、元々「厨二」なんですけどね、でも、その程度が問題で。。。
あと、今回のラスト近くのことになりますが…
おかゆを持ったインデックスに、当麻がなぜ、びびっていたのかがアニメでは理解できなかったです。
これもまったく同じ理由からなんですね。
地の文がないから。
原作での説明では、利き手が包帯でぐるぐる巻きにされている→食べさせてもらうしかない→恥ずい→この3日間、ずっと食べさせてもらっていたことを知る→めちゃめちゃ恥ずいということになっていました。
あと、おかゆはやけどしないくらいには冷めていたという説明もなし。
本当に、アニメだけでは、ラスト前、当麻が何故、引いていたのかは理解できなかったです。
今回を見て、あらためて、本当に小説のアニメ化って、難しいんだなぁと思ったわけで。
原作から変えたら変えたで、文句、言われ……原作から変えないと、これまた、文句言われ………。
多分、このインデックスは、原作から変えていかないといけないタイプの作品だと思うんですけど……それを何を間違ったか…原作通りにアニメ化しますと宣言されているそうで……。
コミックス版は、比較的うまくまとめてたような気がするんですけどね……。
原作を読んでおられない方には、当麻が本当のただのバカにしか見えていないんじゃないかと、心配しております。。。。
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