ちょっと前から筋疲労と筋損傷の関係がわかんなくなってまして。
その先にある超回復と筋肥大に関しても、「?」が続いているまま、日々の筋肉いぢめに励んでいる毎日だったのですけれど。
筋疲労は、ATPの枯渇に端を発する乳酸の上昇等の化学的変化。
筋損傷は、物理的な筋繊維の損傷。
筋損傷が超回復を引き起こし、それが筋肥大に繋がるとすると、古くからのトレーニングメニューの10回限界の重さで10回を3セットってなトレーニングメニューって、なんかおかしくないか???と。
なんとなくの感覚で、筋肉に一番効く…って感じがするのは、古くからの10回限界の重さでの10回3セットのような気がするのですよ。なので、「10回3セット」ってのは誤りではないという気がしています。
でも、ATPの枯渇に端を発する化学的変化が筋損傷に繋がるのかと言えば…………はて????と思ってしまうわけです。
つまり、筋疲労は筋損傷には不利にはたらくのではないか?
疲れる前に、一気に高負荷をかけてしまった方がより筋損傷が起きるのではないか?と思ったわけです。
つまり、2〜3回限界の重さを2〜3回上げて、十分に休憩をとってからそれをトータルで3回ほど繰り返す的なトレーニングの方が良いんじゃないの?と思うわけです。でも、自分の身体を使ってみた感覚ですけれど、やっぱり10回3セットの方がより効くと思うのです。その矛盾が、どうしてもわかんなかったんですよ。
で、いろいろ探ってみたところ……
「山本義徳 業績集」
などというAmazon kindleのみで出版されている文献に出会いまして。
今のところ、8巻しか読んでませんけれど、この本……かどうかはよくわかりませんけれど………は、すごい。
本当にすごいっ!
多数の学術論文を引用していて、あたかも、なにか理系工学系の総説でも読んでいる気にさせられます。
非常に論理的です。
これまでいろいろな研究機関で研究された結果に基づいての最適なトレーニングメニューに関する記述がいっぱい。
……本当にそうかどうかは己の身体を使っての実践のみっ!!!的な感じになってしまいます。
己の身体を使った人体実験のようなものですが……やっちゃってもいいかな……という気にさせられてしまいます。
ああ……とっても理系脳だなぁ…と思ってしまう次第で。